ダンテ店長コラム:お散歩上手になるには?保護犬を迎えた家族へおすすめのお散歩練習方法とアイテム
こんにちは、イヌマルシェ店長・ダンテです。
きょうは、保護犬と暮らす家族の方々に、ぼくがお散歩上手になった方法と、保護犬のお散歩におすすめのアイテムをご紹介しようと思います。
ぼくのおねえちゃんのココナッツは、家族のところに来た最初のころ、お散歩が苦手でした。外に出ると、車の音、自転車、ほかの犬の声、知らないにおい……ぜんぶが初めてで、ぜんぶがびっくりすることでした。野山で育ったココナッツには、人間の街の「ふつう」がぜんぜんわからなかったんです。
そして、こわくてパニックになったとき、ココナッツはリードをぐいっと引っ張っていました。逃げたかったわけじゃなくて、ただ、こわかっただけです。

保護犬を迎えた家族からよく聞く悩みのひとつが「引っ張りがひどくて散歩が苦手」ということです。
散歩中に犬がリードを引っ張る理由は、大きくふたつあるといわれています。
ひとつは、「うれしくて興奮しているから」。散歩が大好きで、早く前に行きたくて、気持ちが体より先に走ってしまっているタイプです。
もうひとつは、「こわくてパニックになっているから」。これが、保護犬にとくに多いパターンです。外の環境に慣れていない犬は、急な音や動くものにびっくりして、とにかく逃げようとして引っ張ります。
この2つは、解決のアプローチがちがいます。「うれしい」タイプには、立ち止まってリードをゆるめたときだけ進む、というトレーニングが効果的です。「こわい」タイプに同じことをしても、恐怖のまっ最中に「止まれ」といわれてもパニックが増すだけです。まずは「外は怖くない」と感じてもらうことが先決です。
おねえちゃんのココナッツは、3か月くらいまで山で育った保護犬です。最初のころ、散歩に出るたびに急に左右にダッシュして、家族がついていくのに必死でした。でも、それはおねえちゃんが悪いわけじゃなかった。ただ、ぜんぶが怖かっただけだったんです。
ぼくとココナッツがお散歩が苦手だった時、家族にやってもらってよかったことをご紹介します。
お散歩の前に、まず「犬具」に慣れることからはじめるのがおすすめです。
保護犬を迎えたばかりのとき、いきなりハーネスをつけて外に連れ出すのは、ちょっとまってほしいんです。
ぼく、はじめてハーネスをつけてもらったとき、「これはなんだ?!」って体がかたまりました。知らないものが突然体にくっついてくるのは、犬にとってすごくびっくりすることなんです。
だから、まず家の中で「この道具はこわくない」と慣れてもらうことが大事です。
最初は、ハーネスやリードを床に置いておくだけでいいんです。犬が自分からにおいをかぎにきたら、「えらい!」っておやつをあげてください。「この道具のにおい=いいことがある」と体で覚えていきます。においをかぐことは、ぼくたち犬にとって「これはなんだろう」を確認する、いちばん自然なやり方なんです。

においに慣れてきたら、つぎは体にそっとあててみてください。嫌がらなかったらおやつ。少しつけてみてもへいきそうだったらおやつ。これをすこしずつくりかえします。
ぼくのおうちでは、最初の数日、家の中でハーネスをつけたり外したりするのをごはんの前にやってもらいました。「ハーネスをつける→おいしいごはんがくる」という流れが体にしみついてから、外に出るようになりました。だから今は、ハーネスを見るとしっぽがふれます。「お散歩いくの?!」ってわかるからです。
外に出る前に、家の中で「犬具は安心なもの」と知ってもらう。それだけで、最初のお散歩のハードルが、ぜんぜんちがってきます。
つぎに、短くて静かな散歩からはじめることです。

保護犬を迎えてすぐ、長い距離のお散歩に連れ出すのはぼくはおすすめしません。最初は、家から数分歩けたらOK。車や人が少ない早朝か夜、静かな場所をえらんで、とにかく「外は悪いことが起きない場所だ」という経験をすこしずつ積み重ねてあげることが大事です。
散歩に出るのがまだこわい子は、抱っこで外の空気に慣れることからはじめてもいいとおもいます。ぼくも最初のころ、家族に抱っこされながら外の景色を見ていた時間がありました。あれが、ぼくにとって「外は怖くない」の最初の一歩でした。
引っ張ったら、叱らない。立ち止まる。
引っ張ったとき、「ダメ!」と怒っても、怖がっている犬にはほとんど伝わりません。引っ張ったら、家族がそっと立ち止まってください。リードがゆるんだ瞬間に「よし」と声をかけて、また歩き出す。これをくりかえします。「引っ張ると進めない、ゆるめると歩ける」ということを、時間をかけて体で覚えてもらうのがいちばんです。
叱ることは逆効果になることが多いです。怒られると、犬は「散歩=怖いこと」と覚えてしまいます。
慣れるまでの期間は、2週間〜3か月が目安。でも1年かかることも。
保護犬が新しい環境に慣れるまでには、2週間〜3か月が目安といわれています。でも、半年から1年かけてゆっくり慣れる子も珍しくありません。ぼくも、家族と完全に信頼関係が築けたと感じるまでに、それなりの時間がかかりました。
あせらないことが、いちばん大事です。
散歩をもっとあんしんにするために、道具えらびも大事です。
保護犬との散歩で、ぼくがとくに大事だとおもっているのが道具えらびです。いくらトレーニングをがんばっても、道具が合っていないと、家族もつらいし、犬もつらいんです。
急に左右に飛び出す犬には、ロープリードがおすすめです。

FOUND MY ANIMALアジャスタブルリーシュはここから購入できます
おねえちゃんのココナッツみたいに、急に左右にダッシュしてしまう犬には、平ベルトよりロープタイプのリードがおすすめです。理由は、左右への急な引っ張りに対して、平ベルトは横方向に力が集中して切れやすいのに対して、ロープは360度どの方向の力にも均等に耐えられるからです。
FOUND MY ANIMALのアジャスタブルリーシュは、海で使われる航海用ロープ(もやい綱)をベースにつくっているから、強度がとびぬけています。それから、ロープ両端のロックカラビナを使って、ぼくとおねえちゃんを同時につないでダブルリードにすることもできます。保護犬をお迎えしたばかりのころは、ハーネスとリードの2か所につないでおくダブルリードが、脱走防止にとくにおすすめです。
前に引っ張る力が強い犬には、多ハンドルのリードがおすすめです。

DOG Copenhagenアーバントレイルリーシュはここから購入できます
まっすぐぐいぐい引っ張る犬には、ハンドルが4か所ついたDOG Copenhagenのアーバントレイルリーシュがおすすめです。「あっ!」と思った瞬間に近くのハンドルをすぐつかんでショートリードに切り替えられるので、ほかの犬や人への飛びかかりをとっさに止められます。ネオプレンパッドで家族の手も痛くなりにくいです。
体に合ったハーネスで、引っ張りを分散させるのも、犬にとって快適です。

DOG Copenhagenコンフォートウォークプロハーネスはここから購入できます
首輪だけで大型犬の引っ張りを受け止めると、犬の首や気管に大きな負担がかかります。ハーネスに変えると、引っ張る力が体全体に分散されるので、犬への負担がぐっと減ります。コンフォートウォークプロハーネスは、胸側と背中側の2か所にリードをつけられて、引っ張りの強さに応じて使い分けられます。背中のイージーグラブハンドルは、とっさのときにそこをつかむだけで
「ちょっとまって!」ができるので、保護犬の散歩にとくに安心感があります。
保護犬との散歩は、最初はこわいことのほうが多いかもしれません。でも、ぼくはいまのお散歩が、大すきです。理由は、家族といっしょに歩くことが、たのしいからです。
最初のころは「外はこわい」とおもっていたぼくが、いまは「早く行こう!」ってしっぽをふっています。それは、家族が急がないで、ぼくのペースでいっしょに慣れてくれたからだとおもっています。

あせらなくていいです。その子のペースで、一歩ずつ。いつかかならず、散歩が大すきになる日が来ます。ぼくが保証します。
どの商品がいいかな?サイズはなにがいいかな?と迷ったときは、お気軽にご連絡ください。
🐾 ダンテ店長(イヌマルシェ)より愛をこめて 🐾